
「でも、勉強っぽくなると子どもが嫌がりそう…」
今回はこんなお悩みを解決する記事を書きました。
解説していきますね♪


実は、リスニング力・スピーキング力アップのために今注目されているのが「シャドーイング」。
聞こえた英語をすぐにマネして声に出すトレーニングで、遊び感覚で取り組めるのが大きな魅力です。
本記事では、シャドーイングとは何か、なぜ小学生に向いているのか、
年齢別の取り入れ方やおすすめ教材まで解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
✔シャドーイングとは
✔小学生におすすめのシャドーイングの取り組み方
✔シャドーイングにおすすめの教材
✔よくある質問
シャドーイングとは?

シャドーイングとは、英語の音声を聞いて、そのすぐ後を追うように真似して声に出す英語のトレーニング方法です。
音読やリピーティングとは異なり、スクリプトや英文を見ずに「耳」だけを頼りに話すのが特徴です。
シャドーイングは、リスニング力を向上させることや、スピーキング力(発音)が改善されることから注目されています☺️
■シャドーイングの期待される効果
私は大学時代に英語でディベートを行う大会(NAFA-全日本英語討論会)に
出場していたのですが、
大会でのネイティブレベルの早いスピードに慣れるために、
毎日の英語学習にシャドーイングを取り入れていましたよ☺️
その学習を続けていった結果、リスニングの点数が数十点アップしましたよ!
シャドーイングは、いくつかの学術論文
(※参考:JAIS日本通訳協会講演内容・東北学院大学)
などでも効果が実証されているんです!
具体的には下記のような効果が期待できますよ。
✔リスニング力の向上
ネイティブのスピードや音のつながり(リエゾン)を体感しながら、自然と「聞き取れる耳」が育つ
✔スピーキング力・発音の向上
英語のリズム・イントネーション・発音をそのまま真似することで、教科書英語とは違う“生きた英語が身につく
子どもでもシャドーイングはできる?
一見、大人向けの学習法に思えるシャドーイングですが、実は小学生の英語学習にもおすすめなんです!
■おすすめしたい理由
・子どもの方が発音やリズムを身に着ける力がある
耳の力が鋭い幼児〜小学生期は、音をそのまま吸収しやすいゴールデンタイム。
シャドーイングで発音やリズムを自然に身につけやすいです。
・ 遊び感覚で楽しくできる
意味がわからなくても真似することが楽しい時期なので、
子どもが興味を持つ教材を選ぶことで遊び感覚で楽しく学んでくれます。
机に座ってやる勉強が苦手でも、音声を聞きながら体を動かしながらの学びなら
子どもも楽しく学んでくれそうですよね。
お気に入りのキャラクターやアニメ、歌などを使えば、遊びの延長として英語に触れる習慣ができるため、飽きずに続けられるんです。
年齢・レベル別おすすめのシャドーイングのやり方
お子さんの発達段階や英語レベルに合わせたシャドーイングの取り入れ方をご紹介します。
年齢ごとの特徴を活かした方法なら、自然と英語力が身についていきます。
■未就学児〜低学年(3〜7歳)
この時期は「耳で覚える」「まねして話す」が得意な年齢。遊び感覚で取り入れるのがポイントです!
- 絵本やアニメの音声付き教材を活用して、1フレーズだけ真似する「ミニシャドーイング」からスタート
- 親子で一緒に声を出し、楽しく進めましょう!
- 絵本のCD付きシリーズ(例:Oxford Reading Tree(ORT))も、耳と目で学べて効果的です。
■中学年〜高学年(8〜12歳)
語彙力や読解力も育ち始めるこの年代では、聞く・話す+読む・書くの連動が効果的です。
- NHKの語学講座(小学生の基礎英語)もおすすめ
- 1日15~20分でシャドーイング+読み書き練習しよう
- 音声アプリ(例:Duolingo、スタディサプリEnglish for Kids(小学生版)など)と組み合わせて、自分のペースで練習のもGOOD
- 英検を意識するなら、音読やリスニング対策としてシャドーイングは非常に有効
◾️英検4級レベル以上を目指す場合
小学生レベルよりももう少し難しいレベルの学習をしたい方には下記がおすすめです!
文法の学習を兼ねる場合には、NHKの中学生向けの基礎英語が活用できますよ。
- 中学生の基礎英語1〜3
- 英検公式問題集
シャドーイングにおすすめの教材・コンテンツまとめ
分類 | 教材・アプリ | 特徴 |
NHK教材 | 小学生の基礎英語 | 安心の構成とクオリティ。音声・テキスト連動型 |
絵本 | ORTなどCD付き英語絵本 | 音声を聞いて読む力を育てる。シャドーイングにも◎ |
アプリ | Duolingo Kids/スタディサプリEnglish | 自分のペースで進められる、ゲーム感覚で飽きにくい |
動画 | YouTubeのバイリンガル絵本や英語アニメ | 無料で気軽に始められる。親子で楽しめる内容多数 |
シャドーイングのやり方と上達のコツ

シャドーイングをやるときには、
いきなり挑戦するのではなく、
文章の意味を理解してから取り組むのがおすすめですよ♪
シャドーイングの基本ステップ
✔聞く
まずは1回、英語音声をよく聞いて音に耳を慣らす。
✔意味を確認する
親子で一緒にテキストを見ながら、日本語訳や単語の意味を確認。
✔ゆっくり音声で練習(=パラレルリーディング)
音声に合わせてテキストを見ながら声に出す。字幕付きで「読みながら話す」練習。
✔本格シャドーイング
今度はテキストを見ずに、音声を聞いてすぐ真似する練習。「少し遅れてついていく」のがポイント。
✔くり返す
同じフレーズを2〜3回繰り返すことで、発音やイントネーションが定着しやすくなる。
このように、文章の意味を理解し、
スピードに慣れてからシャドーイングに挑戦するのがおすすめです!
上達のコツ:楽しみながら効果を引き出す方法
・1日1フレーズでもOK!
完璧を目指すより「毎日ちょっとだけ」が効果的。
忙しい日でも短時間で続けられる内容に。
・聞き取れないところは止めずに真似する
完璧に理解できなくてもOK。
「とにかく口に出す」ことがリズム・発音の習得に直結。
・表情やジェスチャーも使ってOK
セリフのキャラクターになりきって話すと、
記憶に残りやすくなり、飽きずに続けられる。
・録音して自分の声を聞いてみる
自分の発音の変化に気づくことで「できた!」という達成感が得られる。
・親子で一緒にやる
親が先にやって見せると、子どもも安心して取り組める。
ゲーム感覚で会話形式にしても◎
よくある質問

Q1. シャドーイングって本当に効果あるの?「意味ない」と言われる理由
「シャドーイングは意味がない」と感じてしまう人も多いですよね。😭
実は、正しい方法や目的に合ったやり方を知らないまま実践してしまっていることが原因でそのように感じてしまっているのです。
特に子どもにとっては、楽しさや達成感がないと「つまらない」「飽きた」となりやすく、効果を感じにくいこともあります。
ですが、適切な教材とやり方で継続すれば、リスニング・スピーキング力に大きな効果があることが実証されていますよ!
特に耳が柔軟な子どもにとっては、シャドーイングによって自然に英語のリズムやイントネーションが身につくというメリットがあります。
Q2. 毎日どのくらいやればいい?時間・頻度・継続のコツとは?
子どもがシャドーイングを習慣化&楽しく続けるためには、1日5~15分程度を目安にしましょう!
集中力が続く時間に合わせて、無理なく始めるのがポイント!
大切なのは、「長時間やること」よりも「短くても毎日続けること」です。
その日の気分や体調に合わせて、英語のアニメや絵本を真似するだけでも効果があります。
Q3. 音読・オーバーラッピング・シャドーイングってどう違うの?
それぞれの英語トレーニングには特徴があり、
目的やレベルに応じて使い分けると効果的です。
練習法 | 特徴 | 目的 |
音読 | テキストを見ながら声に出して読む | 発音や読みの練習 |
オーバーラッピング | 音声と同時に、同じスピードで声を出す | リズム・イントネーションの習得 |
シャドーイング | 音声のあとを追って、テキストなしで声に出す | リスニング・スピーキング力UP |
子どもには、音読→オーバーラッピング→シャドーイングと段階を踏んで取り組むのがオススメです。最初から完璧にできなくてもOK!楽しく「真似してみる」ことが何より大切です。
まとめ
シャドーイングは、「英語を話せるようになってほしい」と願うママにぴったりの学習法。
わずかな時間で、自宅で手軽に学習できるので小さいお子さんがいても気軽に取り入れられますね♪
まずは、短い絵本やアニメのセリフなど、身近なもので一緒に声に出してみることから始めてみましょう。
無理なく「英語って楽しい」と感じられる経験が、長く続く学びの土台になります。
焦らず、子どものペースに寄り添いながら、英語のある毎日を一緒に楽しんでみてくださいね。