
覚えるのが難しそうなんだよね…
これまでの指導経験から解説していきますね♪


今回は、英単語の覚え方についての悩みを解決する記事を書きました。
英検の学習や中学の入学準備をする中で
「英単語をどうやって覚えさせるか」について悩んでいる方も多いのではないでしょうか😭
小学校でも英語の授業が本格化し、
中学に進むとさらに語彙力が求められるようになりますよね。
ただ「書いて覚える」だけでは定着しにくく、
子どもにとっても苦痛になりがちです💦
そこで本記事では、子どもが楽しく単語を覚えるための効果的な方法や、
実際におすすめできる単語ドリル・教材を紹介します。
遊びやイメージを取り入れた学習法を使えば、自然と英単語が身につきますよ。
ぜひ最後までご覧ください!
この記事でわかること
✔ 最新研究でわかった英単語の覚え方
✔ 効果的な英単語の覚え方
✔ 英単語学習におすすめの参考書
なぜ「ただ書くだけ」ではダメ!〇〇の方法で覚えよう

英単語を覚え方というと、
「何度も書いて覚える」という方法を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
確かにノートに繰り返し書くことは、
一見すると効果がありそうに見えますよね。
実際には、ただ書くだけでは“作業化”しやすく、
記憶への定着率はあまり高くありません。
海外の研究機関の調査によると、
文字のみの暗記よりも、イメージや音など、
視覚や聴覚などの複数の感覚を活用した暗記のほうが
暗記には効果的との結果が出ているんです💡
■調査概要
外国語の語彙学習において、テキストのみの暗記とビデオなどの
複数のメディアを活用した暗記方法の定着度を調べた調査。
複数のメディアを活用し、五感を活かした暗記が有効との結果が出た
出典:The effectiveness of multimedia input on vocabulary learning and retention
つまり、「書く」だけでなく、
声に出したり、耳で聞いたり、イメージを結びつけたりすることが大切なんです。
さらに、学習心理学の基本概念として知られる
「エビングハウスの忘却曲線」によれば、
人は新しい知識を一度覚えただけでは急速に忘れていきます💦
武蔵野大学の教育ポータルサイト(portal.bunri.jp)でも紹介されているように、
「一定の間隔を空けて復習する“分散学習”が記憶の定着に有効」です。
例えば「1日後・3日後・7日後」といったスケジュールで繰り返すことで、忘れにくくなるのです。
つまり、子どもが英単語を効果的に覚えるためには、
- 書くだけではなく、複数の感覚を使う
- 声やイメージ、例文を活用する
- 復習のタイミングを工夫する
この3つを組み合わせることが大切なんですね!
子どもに合う覚え方メソッド1:声に出して覚える・リピーティング

英語の学習経験が浅い小学生の場合には、
英単語は「発音」と「スペル」が一致しにくいですよね。
なので、書くだけでは記憶に残りにくい場合があります。
そこで、「声に出す」学習法が有効!
音声を聞いて真似し、自分の声で繰り返す「リピーティング」は、
・視覚(文字を見る)
・聴覚(音を聞く)
・発話(口を動かす)
を同時に使う学習方法を試してみてください。
「書く」だけでなく「声に出す」を加えることで、
より多角的に記憶が刺激され、長期的に覚えやすくなるのです。
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子どもに合う覚え方メソッド2:イラストや絵でイメージ化する
子どもは視覚的な情報に強く反応します。
そのため「apple」という単語にりんごのイラストを添えるなど、
単語と具体的なイメージを結びつけることで理解が深まりやすくなりますよ💡
とくに小学生の段階では、文字だけでなく絵や図を組み合わせて
「楽しく覚える」ことが習慣化のカギになりますよ!
子どもに合う覚え方メソッド3:例文とセットで覚える
単語だけを切り離して覚えるよりも、
短い例文とセットで覚えたほうが効果的です。
たとえば「I like apples.」のように簡単な文章をそのまま覚えてしまうと、
「like」と「apples」の使い方が自然に理解できます!
子どもに合う覚え方メソッド4:反復学習・復習スケジュール
覚えた単語は時間がたつと忘れてしまいます。
これは「エビングハウスの忘却曲線」が示す通りで、
人間の記憶は時間とともに指数関数的に減少します。
しかし、一定のタイミングで繰り返し復習することで、
忘却を防ぎ、長期記憶に移行させることができるんです。
武蔵野大学の教育ポータルでは、「1日後・3日後・7日後」といった
間隔をあけた復習が効果的と紹介されています。
家庭で簡単な「復習スケジュール表」を作り、
日ごとに単語をチェックする仕組みを作ると良さそうですね。
子どもに合う覚え方メソッド5:関連語や語源でまとめて覚える
最後におすすめなのが、単語をグループ化して覚える方法です。
保護者の方のサポートが必要になりますが、
たとえば「un-(否定)」「re-(再び)」といった接頭辞を学ぶと、
新しい単語にも応用できます!
小学生でも「happy / unhappy」「play / replay」といった身近な単語であれば楽しく取り入れられそうですね。
続いては、おすすめ教材についてご紹介していきますね。
おすすめ教材

覚えておきたい英単語480(小学生の英語ドリル/学研)
小学生で習うことが想定される重要単語 480 語を厳選。ジャンル別に整理されており、CD や音声で「聞く」→「言う」→「書く」まで一連の流れで学べる構成です。視覚・聴覚・書き取りを組み合わせた学び方ができるので、定着が期待できる教材として英語教材紹介サイトでも評価されています。
うんこドリル 英単語 小学1~6年生(文響社)
小学生の英単語カード950 (新レインボーはじめて英語図鑑)
英語のスタートにぴったりの「小学生の英単語カード950」は、日常生活でよく使う単語を中心に、 イラスト+英単語+日本語訳 がセットになったカード教材です。 カード形式なので「めくる」「並べる」「遊ぶ」といった感覚的な学習ができ、机に向かうだけの勉強ではなく、ゲーム感覚で自然と単語に親しめます。
1分で英語力ドリル(学研)
まとめ
小学生の英単語学習は、「ただ書く」のではなく 視覚・聴覚・発話を組み合わせた学習法 を取り入れることが大切です。
・声に出して覚える
・イラストや例文を活用する
・復習のタイミングを工夫する
など、子どもの特性に合わせた方法で取り組めば、学習はぐっと効果的になります!
さらに、音声付きの単語ドリルや楽しく取り組める教材を活用することで、英語学習の習慣化がスムーズになります。
英単語の積み重ねは、中学・高校の英語力の基盤となる大切な一歩。ぜひ本記事で紹介した学習法や教材を参考に、お子さまに合った「単語の覚え方」を見つけてみてください。